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古文翻訳装置は、パソコンを用いて古文を現代文に変換、また現代文を古文に変換するソフトです。 それ以外の使い方をすると、思わぬ事故の危険がありまので、使用法を守って、正しくお使い下さい。 古文翻訳装置は、これまで人間の力に頼るしかなかった古文と現代文との翻訳という作業において、 自動的に辞書を引き、自動的に訳文を生成することにより、翻訳の効率を大幅に改善する一翼を担いうるソフトウェアです。 しかしながら、そのような利点がある一方で、注意しなければならない一面も御座います。 ・古文翻訳装置は、あくまで古文を機械的処理により現代語訳していること。 ・未登録語、または登録されていても文脈上違う意味になる語が数多くあること。 これらの理由により、正しい翻訳結果が得られないことも多々あります。 一度古文翻訳装置にて翻訳した文章は、そのまま使用せずに、 人間の目によるチェックを入れていただきますようお願い申し上げます。
こちらからダウンロードできます。 ファイルは、ZIP形式で圧縮されています。 古文翻訳装置を使用するには、このファイルをダウンロードして、解凍する必要があります。 以下、具体的な手順を説明いたします。 (1)http://honnyaku.okunohosomichi.net/download001.htmをお開きください。 (2)古文翻訳装置の特長を一通りお読みください。 (3)「ダウンロード」をクリックしてください。 (4)「ご使用の前に知っておいて欲しいこと」をお読みいただき「ウンロード」をクリックしてください。 (5)ブラウザの指示に従ってダウンロードしてください。 (6)Zip形式で圧縮差フォルダを解凍してください。 (7)「古文翻訳装置」のアイコンをダブルクリックし、ソフトを起動してください。 (8)初期設定画面が表されたら、設定項目を確認し、「設定」をクリックしてください。 以上で、古文翻訳装置は使用可能な状態となります。古文原文欄に古文を入力し、翻訳ボタンを押せば翻訳が開始されます。
ダウンロードして、「K_HonnyakuXXX(XXXはバージョン、つまり改訂の回数に応じて付けられる番号です。例えば2.0など。)」が 現れたら、とりあえず成功です。このフォルダを、パソコンのお好きな位置へ移動しておいて下さい。 レジストリなどはいじっていませんので、古文翻訳装置は、パソコンのお好きな位置へおくことができます。もちろん、そのままの場所へ置いておいても構いません。 ただし、古文翻訳装置を置いた位置が、書き込み禁止になっていると、古文翻訳装置は正しく動作しませんので、その点はご注意下さい。
ダウンロードして解凍したフォルダの中には、以下のファイルやフォルダが含まれています。
これらがすべてそろっていないと、古文翻訳装置は正しく動作することができませんので、もし、内容に不足があった場合は、
もう一度ダウンロードし、解凍し直して下さるようお願いいたします。
古文翻訳装置を起動し、以下のような画面になったら、いよいよ古文翻訳開始です。 以下に、画面の各部分の説明を掲げましたので、ご参照下さい。
普段は、「古文翻訳装置」というタイトルと共に、古文翻訳装置のバージョンが記載されています。
設定や状態により、表示が変化いたします。
古文翻訳装置の機能を系統別に分類してあります。操作の際は、お好みのメニューをクリックしていただくか、
Altボタンと共にメニューの右側に表示されているアルファベットのキーを押してください。
古文翻訳装置を最小化したり、終了したりすることができます。
なお、古文翻訳装置の画面は640×480ドットの大きさに固定されており、
最大化ボタンは使用できません。ご了承ください。
こちらに、訳したい文章を入力してください。入力できる文章の長さは日本語で2048文字までです。
それ以上の長さの文章を翻訳したい時は、お手数ですが複数回に分けて翻訳してください。
このボタンを押すと、翻訳の処理が開始されます。翻訳中は「中止」ボタンとなり、
このボタンを押すことによって、翻訳の処理を途中で中止できます。
古文翻訳装置の設定を行うことができます。このボタンを押すと、設定画面が起動します。
古文から現代文に訳すか、現代文から古文に訳すかの切り替えができます。
翻訳結果を文章として出力するか、品詞分解して出力するかの切り替えができます。
文章翻訳を選択した際は、設定画面の翻訳タブにある「品詞分解」と「単語毎に空白挿入」の
チェックを外した状態、品詞分解を選択した際は、「品詞分解」と「単語毎に空白挿入」の
チェックを入れた状態と同等になります。この切り替えボタンは、わざわざ設定画面を開かなくても
文章翻訳モードと品詞分解モードとの切り替えを可能にする有能なボタンなのです。馬鹿ではありません。
原文入力欄と訳文出力欄に入力されている文字を消すことができます。
メニューバーの各項目の説明が表示されたり、翻訳中は進捗度が表示されたりと、
古文翻訳装置からのお知らせが表示される空間です。
原文入力欄にあとどれだけの文字が入力できるかを表示しています。
「原文入力」欄に翻訳したい文章を入力し、翻訳ボタンを押せば、「訳文出力」欄に訳文が表示されます。 品詞分解をするには、設定ボタンを押し、設定画面を表示させた後、 翻訳タブの中の「品詞分解」にチェックを入れてから、翻訳ボタンを押して下さい。 なお、「単語毎に空白挿入」にもチェックを入れておきますと、品詞分解の結果が見やすくなります。 なお、上記の機能をより簡単にご使用いただくため、古文翻訳装置では、設定画面を開かなくとも、簡単に 文章翻訳と品詞分解を切り替えることができるようになっております。古文翻訳装置の画面の「原文入力」欄と 「訳文出力」欄との間にございます「文章翻訳、品詞分解切り替えボタン」をご使用ください。
古文翻訳装置によって翻訳された現代語訳には、著作権があるのか?答えは、「多分ない」です。 著作権は「著作物」に発生しますが、その著作物とは、「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」 であると著作権法に記されています。古文翻訳装置は、機械的に、例えば「をかし」と入力されたら「おもしろい」と表示するという作業をしているだけなので、 その作業の結果であるところの翻訳結果が、「思想又は感情を創作的に表現したもの」であるのは考えにくいものがあります。 したがって、古文翻訳装置によって生成された現代語訳には、著作権は発生しません。ご自由にお使い下さい。 ただし、古文原文が、最近発表された擬古文の場合など、古文原文に著作権がある場合は、現代語訳にもその著作権が引き継がれるものと思われます。 これらの古文原文を古文翻訳装置によって現代語訳した物を公開する場合は、古文原文の著者に許可を取る必要があります。 当研究センターの著作物に関わる権利の扱いに関しましては、コンテンツのご利用に関してのページに まとめて掲載しております。くわしくはそちらのページをご参照ください。
パソコンでできることは非常に多いです。もちろん、パソコンは古文という分野においても
その性能を発揮してくれるものだと思います。
日本の伝統である古文と、最先端の技術が詰まったパソコンの融合は、
そこに無限大の可能性を秘めているのではないでしょうか。
もちろん、これがパソコンで古文を扱う正しい方法であるという決定版は存在しないと思います。
みなさま自身で、それを見つけていっていただければ幸いです。
そのみなさまのパソコン古文ライフに、ぜひとも古文翻訳装置を加えてやってください。
古文ができるようになりたい。
学生さんでしたら、お小遣いの値上げ交渉に有利な事実となったり、あこがれの志望校に合格したかったりといった理由で、
古文のテストで高得点を取れる力をつけたいと考えるのではないでしょうか。私が学生の頃はまさにそうでした。
また、そのほかの方でも、
古文を辞書を引かずにある程度読めるようになりたかったり、和歌や俳句を詠むのが趣味だったりという理由で、
古文に興味を持たれている方はいらっしゃると存じます。
古文翻訳装置は、そのようなみなさまにお役立ていただき、それが少しでもみなさまのお力になればという趣旨で
公開いたしております。どうぞご活用ください。
古文翻訳装置は使用方法によって、良くも悪くも様々な効能をもたらす可能性があります。例えば、 古文翻訳装置を使って授業で扱う古文の予習をする場合、また自作の俳句を詠む場合を考えてみてください。 まず、授業の予習をする場合ですが、最初から古文翻訳装置を使わず、まずは自分の力のみで訳してみることをおすすめします。 そのとき、意味のわからない単語はそのままでもかまいません。最初は自分の力がどの程度なのかを見極める作業です。 その上で、意味のわからなかった単語や文章を、古文翻訳装置で翻訳してみてください。 それで意味が理解できることもあるでしょうし、古文翻訳装置の性能の限界から、見当違いの訳文がかえってくることもあるかもしれません。 ですから、古文翻訳装置を使用すると同時に、お手持ちの古語辞典を引いてみてください。古語には数個の訳語が与えられていることも多く、 どの訳語が適切なのかは、文脈から判断する必要があります。また、辞書を引くという作業は、記憶の定着にも繋がります。 (1) まずは自力で訳してみる。また品詞分解してみる。 (2) 古文翻訳装置の訳や品詞分解と自分のそれとを比較してみる。 (3) 知らなかった単語は古語辞典を引いて意味を確認する。 (4) 以上の結果をふまえて、訳や品詞分解を完成させる。 (5) それでも納得がいかない箇所は先生にお聞きするなどして解決する。 これだけの作業を繰り返していけば、自然と古文の知識、問題を解く力は伸びてゆく物と思います。 ポイントはとりあえず自力でやってみて、わからないところは古文翻訳装置や他人に助けを求めるという姿勢でしょうか。 学校が休日の場合など、近くに質問できる人がいなければ、インターネットで検索してみたり、質問掲示板に質問を 書き込んでみるのも良いかもしれません。もちろん、古文自動翻訳研究センター宛にメールをくださってもかまいません。 できる限り対応したいと考えています。 自作の俳句を作る場合も、古文翻訳装置に入力する原文をいろいろ試してみたり、訳出された文章をそのまま使うのではなく、 アレンジを加える作業が、古文の知識を増やす鍵だと思います。 もし、あなたが大学受験を間近に控えた高校3年生でしたら、古文翻訳装置を使うことはあまり得策ではないかもしれません。 古文翻訳装置は、文章の構造をじっくり吟味して、古文という物に親しむ用途には向いているかもしれませんが、 受験生ともなれば、古文以外の教科にも時間を割かねばなりませんし、古文の勉強をするにしても、単語帳で単語を覚えたり、 練習問題を解いたりして、実力を上げていく方が近道だと思います。もちろん、例文や練習問題の中にどう品詞分解して良いか わからない文章が出てきたら、古文翻訳装置を思い出していただければ幸いです。その場合は、古文翻訳装置の品詞分解の出力結果を 見て安心するのではなく、その文章を例文として覚えてしまうぐらいの心持ちで臨めば、合格はぐっと近づくのではないでしょうか。 結局、古文翻訳装置は万能ではなく、あくまで道具として捉えていただければ幸いです。
古文と現代文とでは文法がちがいます。それ故に、パソコンに古文を入力して変換キーを押しても、正しい変換結果にならないことがあります。
古文翻訳装置で古文を現代文に翻訳するには、古文をパソコンに打ち込む必要がありますから、この変換が正しく行われないことは
ストレスを感じる原因となります。
そこで、当研究センターでは「ATOK(えーとっく)」と呼ばれるソフトを導入しております。このソフトウェアは、パソコンにひらがなで入力された文章を、 漢字やカタカナ等に変換する働きをするソフトウェアです。もちろん、このATOKを導入しなくても、パソコンを購入した時に標準で 付属しているソフトウェアを使用することで、同じような機能を実現することはできます。 しかしながら、このATOKはパソコンに入力されたひらがなの羅列を、古文の文法に従って解釈して変換する機能を有しています。 そのため、パソコンに古文を入力する際は、非常に有益なソフトウェアなのです。 詳しいご紹介はこちらに掲載しております。 なお、一部のメーカー製パソコンでは、ATOKが付属してくる場合があります。それでしたら、使用しない手はありません。 いちどパソコンの説明書をご参照ください。 もし、みなさまがスキャナーをお持ちでしたら、紙に印刷された活字をスキャナーで読み取り、 テキストデータにすることができる技術が実用化されております。たいていのスキャナーには そのためのソフトウェアが付属しているはずです。これを使えば、長文を入力する手間が省けます。 お手持ちのスキャナーの取扱説明書を確認してみてください。 ただし、注意しなければならない点がいくつかございます。 この手のソフトウェアは、そのソフトウェア自身が持っている内蔵の辞書と照らし合わせながら、活字をテキストデータに変換してゆくきます。 そのため、現代文ならかなり高精度でテキストデータに変換できるのですが、古文となると内蔵の辞書が対応していない場合が多く、 若干読み取り性能が落ちる可能性があると言うことです。また、試験問題として出された古文を読み込む場合、試験問題用に付加された記号、 例えば傍線や空欄などによって、正しく活字を認識できない場合もございます。その場合は、ソフトウェアが間違って認識した箇所を、 人間が補ってやる必要があります。 また、自分自身で文章を入力しなくても、教科書に載っているような有名な古文でしたら、インターネットに原文を載せているサイトが ある可能性があります。検索エンジンを使用して調べてみると、入力の手間が省けます。 古文自動翻訳研究センターにおいても、古文原文集というページを設けております。そこに、古文翻訳装置を開発する際に使用した 原文を掲載し、みなさまにご利用いただけるようになっておりますので、どうぞご利用ください。 注意点としては、一字一句同じ原文ではない可能性があるという点が上げられます。 印刷という技術がなかった昔、書物は書き写しによって広められていました。その書き写しの時に間違えて写した箇所があれば、 異なる原文が生じてしまうことがあるのです。また、昔の人による書き写しでなくとも、パソコンにその古文を入力した人のミスが原因である場合もあります。 また、万葉仮名で書かれた古文をひらがなにする時に差異が生じる場合もあります。さらに、もともと日本には句読点(丸「。」や点「、」)を使用する習慣がなかったので、 句読点、特に読点「、」の入っている位置がちがうこともままあります。 以上のような原因から、多少ちがった原文である可能性があることに注意しなければなりません。 上記のように、パソコンはきわめて便利な道具です。最大限有効活用してゆきましょう! |
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制作:古文自動翻訳研究センター |