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古文翻訳装置をダウンロードした時に付属してくる辞書には、 可能な限り多くの単語を登録するようにつとめていますが、 まだまだ登録されていない単語も数多く存在します。 これを補うために、古文翻訳装置の各ユーザーが、自分で単語を追加することができます。 この機能、またはこの機能により作成された辞書のことを、ユーザー辞書と呼びます。 最大で9999件の単語を登録できます。
『ユーザー辞書』は、『ユーザー辞書エディタ』を用いて編集することができます。 新たに登録したい単語の情報を、ユーザー辞書エディタへ入力し、保存することで、 古文翻訳装置がその単語を記憶し、次からの訳出に反映させます。 ユーザー辞書エディタを開くには、以下の手順を踏んでください。
古文補訳装置のユーザー辞書には、名詞、動詞、形容詞、形容動詞の4種類の品詞が登録できます。 助詞、助動詞、副詞などは登録できません。もし、ユーザー辞書に登録できない単語で、未登録語を 発見した場合、メールにその旨を書いて古文自動翻訳研究センター宛にお送り下されば、 対応を検討いたします。また、半角文字は使用できませんので、すべて全角で入力して下さい。
名詞は、以下の3種類が登録できます。どれに分類して良いかわからない単語は『一般』の区分に登録して下さい。 また、古文は「一般」で登録し、現代文は「地名」で登録するなど、古文と現代文で異なった区分に登録することはできません。 同じ区分で登録して下さい。
下の表に示してある種類の動詞を登録することができます。古文と現代文とで違う種類の活用を指定することもできます。 例えば、古文を「いなぶ(バ行上二段)」で登録し、現代文を「断る(ラ行五段)」で登録することも可能です。 また、古文を「ちはやぶ(バ行上二段)」で登録し、現代文を「強くて荒々しい(形容詞)」で登録するなど、 「動詞と形容詞、動詞と形容動詞、形容詞と動詞、形容詞と形容動詞、形容動詞と動詞、形容動詞と形容詞」というような 違う品詞同士の登録も可能です。 古文で指定できる活用の種類
現代文で指定できる活用の種類
下の表に示してある種類の形容詞を登録することができます。 古文で指定できる活用の種類
現代文で指定できる活用の種類
下の表に示してある種類の形容動詞を登録することができます。 古文で指定できる活用の種類
現代文で指定できる活用の種類
ユーザー辞書を、ユーザー辞書エディタを使用せずに編集することもできます。 ユーザー辞書は「ユーザー辞書.txt」と言う名前で保存されていますので、メモ帳などで開いて編集してください。 「古文翻訳装置フォルダ > ユーザーデータフォルダ > ユーザー辞書」を開いてください。 ここに、訳語の情報や活用の情報を1単語につき1行を使って記述します。 それぞれの項目を半角のコンマ(,)で区切って入力します。 登録できる単語の種類 *名詞 名詞は3つの種類に分類して登録してください。地名(江戸・天橋立など)や、場所を表す単語(所・部屋など)は、「地名」として登録します。 人名(光源氏・紫式部など)や、人を表す単語(大臣、姫など)は「人名」として登録します。 人名・地名のどちらにも当てはまらない名詞(かきつばた・あけぼのなど)は、「一般」として登録します。 どれに分類して良いか迷う名詞は、「一般」として登録してください。 1つの名詞を登録するには、「古文、現代語訳、名詞であることを示す「名詞」という文字、一般・地名・人名の区別」の、4つの項目をコンマ(,)で区切って指定します。 ・一般的な名詞 例:古文「あふぎ」を現代語「扇」と訳したい時は、次のように記述します。 あふぎ,扇,名詞,一般, ・地名 例:古文「くもゐ」を現代語「皇居」と訳したい時は、次のように記述します。 くもゐ,皇居,名詞,地名, ・人名 例:古文「一の人」を現代語「最高権力者」と訳したい時は、次のように記述します。 一の人,最高権力者,名詞,人名, *動詞 以下の活用をする動詞を登録することができます。 ・四段活用(登録は「四段」で行います。) 例:「思ふ」は以下のように登録します。 思h,ハ,四段,思w,ワ,五段,他,動,動作動詞,っ, ・上二段活用(登録は「五段」で行います。) 例:「いなぶ」は以下のように登録します。 いなb,バ,上二,断r,ラ,五段,他,動,動作動詞,っ, ・下二段活用(登録は「下二」で行います。) 例:「いらふ」は以下のように登録します。 いらh,ハ,下二,こた,ア,下一,自,動,動作動詞,無, ・上一段活用(登録は「上一」で行います。) 上一段活用は、「射る」「率る」など、語幹と活用語尾の区別がないものが多いです。 便宜上、語幹は「射」「率」として登録してください。 例:「率る」は以下のように登録します。 率,ア,上一,率,ア,上一,他,動,動作動詞,無, ・下一段活用(登録は「下一」で行います。) 古文において、下一段活用は「蹴る」の一語のみです。例に挙げた「蹴る」は、すでに登録されていますので、 「下一」は、複合動詞を登録する場合に使用してください。 例:「蹴る」は以下のように登録します。 蹴,カ,下一,蹴r,ラ,五段,他,動,動作動詞,っ, ・サ行変格活用(登録は「変格」で行います。) 例:「繁栄す」は以下のように登録します。 繁栄,サ,変格,繁栄,サ,変格,自,動,状態動詞,無, ・ナ行変格活用(登録は「変格」で行います。) 例:「往ぬ」は以下のように登録します。 往,ナ,変格,去r,ラ,五段,自,動,動作動詞,っ, ・ラ行変格活用(登録は「変格」で行います。) 例:「有り」は以下のように登録します。 有,ラ,変格,有r,ラ,五段,自,動,状態動詞,っ, ・カ行変格活用 カ変動詞は、他の動詞と比べて、多少細かい分類が必要です。 語幹が漢字で変化しないもの 「出で来」は、「変格1」として登録します。語幹は「出で来」としてください。 具体的には、以下のように登録します。現代語訳は「出て来る」です。 出で来,カ,変格1,出て来,カ,変格1,自,動,動作動詞,無, 語幹がひらがなで変化するもの 「出でく」は、「変格2」として登録します。語幹は「出で」としてください。 具体的には、以下のように登録します。現代語訳は「出てくる」です。 出で,カ,変格2,出て,カ,変格2,自,動,動作動詞,無, *形容詞 「ク活用」「シク活用」「ジク活用」の3つを登録することができます。 ・ク活用 例:「浅し」(現代語訳は「浅い」)を登録する場合は、以下のように登録してください。 浅,形容,ク,浅,形容,形容,形容,形容,形容,形容, ・シク活用 例:「うれし」(現代語訳は「うれしい」)を登録する場合は、以下のように登録してください。 うれ,形容,ク,うれし,形容,形容,形容,形容,形容,形容, ・ジク活用 例:「いみじ」(現代語訳は「はなはだしい」)を登録する場合は、以下のように登録してください。 いみ,形容,ジク,はなはだし,形容,形容,形容,形容,形容,形容, *形容動詞 「ナリ活用」「タリ活用」の2つを登録することができます。 ・ナリ活用 例「あながちなり」(現代語訳は「身勝手である」)を登録する場合は、以下のように登録してください。 あながち,形動,ナリ,身勝手,形動,形動,形動,形動,形動,っ, ・タリ活用 例「さんたり」(現代語訳は「きらびやかである」)を登録する場合は、以下のように登録してください。 さん,形動,タリ,きらびやか,形動,形動,形動,形動,形動,っ, 現代語訳の活用は、次の物を登録することができます。 ・五段活用 思わ-ない 思お-う 思い-ます 思う-。 思う-こと 思え-ば 思え-よ ・下一段活用 避け-ない 避けよ-う 避け-ます 避ける-。 避ける-こと 避けれ-ば 避けろ-よ ・上一段活用 落ち-ない 落ちよ-う 落ち-ます 落ちる-。 落ちる-こと 落ちれ-ば 落ちろ-よ ・サ行変格活用 繁栄し-ない 繁栄しよ-う 繁栄し-ます 繁栄する-。 繁栄する-こと 繁栄すれ-ば 繁栄しろ-よ 語幹は、それぞれ「思w」「避k」「落t」「繁栄」としてください。 カ行変格活用も登録できますが、上記の動詞と違い、カ変動詞の中で2つに分類をしてください。 語幹が漢字で変化しないもの 「やって来る」は、「変格1」として登録します。語幹は「やって来」としてください。 語幹がひらがなで変化するもの 「やってくる」は、「変格2」として登録します。語幹は「やって」としてください。 具体例は、こちらをご覧ください。 ・形容詞(登録は「形容」で行います。) うれしかろ-う うれしかっ-た うれしく-て うれしい-。 うれしい-こと うれしけれ-ば うれしけれ ・形容動詞(登録は「形動」で行います。) 身勝手だろ-う 身勝手だっ-た 身勝手で-、 身勝手に-、 身勝手だ-。 身勝手な-こと 身勝手なら-ば その他特記事項。 古文の「名詞」に対応する現代語訳は、「一般名詞」「地名」「人名」の3つを選択できます。 その他の活用するもの「動詞」「形容詞」「形容動詞」の現代語訳は、「動詞」「形容詞」「形容動詞」の中から選ぶことができます。 つまり、形容詞の訳語を動詞の活用の中から指定することも可能です。 例えば「怪し(シク活用形容詞)」を「不思議だ(形容動詞)」と訳すこともできます。 全角半角の違いに気をつけてください。例えば「1」は全角で「1」は半角の数字です。また「r」は全角で「r」は半角のアルファベットです。 全角、半角、いずれか指定された記述法でないと認識しないので、例を参考にするなどして正しく入力してください。 このユーザー辞書には、副詞や助詞など、登録できない品詞も存在しています。もし、未登録の単語で、ユーザー辞書に登録できない単語がありましたら、 メールにてお知らせください。今後付属の辞書に登録するなど、対応を考えさせていただきます。 各ユーザーが作成したユーザー辞書を他のユーザーにも役立ててもらうため、古文翻訳研究センターでは、みなさんが作ったユーザー辞書を募集しています。 こちらもメールにてお送りください。今後付属の辞書に登録するなどして、みなさんに還元いたします。 |
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