古文翻訳装置の設定を変更することにより、さまざまな動作をさせることができます。
例えば、通常の口語訳と、品詞分解処理を切り替えることもできますし、
パソコンに掛かる負荷の設定や、原文入力や訳文出力の文字サイズも変更できます。
つまり、設定を使いこなすことによって、古文翻訳装置は更に便利なものになるのです。
このページでは、設定の変更方法について解説します。
設定画面が開いたら、早速設定を変更してみましょう。画面の上の方に、4つのタブが並んでいます。
この4つの中で、他の3つよりも出っ張っているように描画されているのが、現在選択されているタブです。
最初に設定画面を開いたのなら、動作タブがそれに該当しているでしょう。
また、次回からは、最後に設定ボタンを押したときに開いていたタブが記録され、そのタブが最初に開くようになります。
この機能により、よく使うタブが最初に表示されるようになるので、操作性が向上します。
他のタブに切り替えるには、切り替えたいタブをクリックします。
動作タブには、古文翻訳装置の動作や、古文翻訳装置の操作の方法などに関して変更できる事項が列挙されています。
最前面表示
これをチェックすると、他のウィンドウに古文翻訳装置のウィンドウが隠れることがなくなります。
終了時位置保持
古文翻訳装置が、画面のどの位置にあるかを終了時に記憶し、次に起動したときに同じ位置で起動します。
文書表示サイズ
古文原文と、現代語訳の文字の大きさを指定できます。見づらいときは大きく、たくさんの文章を一度に表示したいときは小さくして下さい。
タイトルに状態表示
タイトルに、翻訳装置の処理の状況が表示されるようになります。
Enter Keyで処理実行
原文入力に翻訳したい文章を入力した後、エンターキーを押すと処理が実行できるようになります。
ただし、原文入力欄の中では、エンターキーを押しても、改行できなくなりますのでご注意ください。
終了時内容保持
古文翻訳装置を終了したときの、古文原文や現代語訳に入力されていた文章を、次回もそのまま表示します。
翻訳履歴保存
翻訳履歴を保存するかしないかを設定できます。
初期設定画面表示
「ダウンロードありがとうございます。」という、古文翻訳装置を最初に起動したときに表示される画面を表示するかしないかを設定できます。
普段はチェックする必要がない項目でしょう。
負荷設定
高負荷・中負荷・低負荷の中の3つから、パソコンにかける負荷を選べます。負荷が高いほど、翻訳速度は上がりますが、パソコンに高い負荷が掛かりますので、
他の処理を一緒にやらせることは難しくなります。負荷が低いと、他の処理をさせながら古文翻訳装置を動かしても大丈夫ですが、
翻訳に時間が掛かります。また、翻訳の精度などは、この設定とは無関係ですので、負荷を低くしたからといって、翻訳精度が落ちることはありません。
最新版が公開されたら通知
古文翻訳装置の起動時に、新しいバージョンが公開されていないかどうか、インターネットを経由して確認し、公開されていれば通知します。
このチェックを入れておくと、ウイルス対策ソフトの警告が出ることもありますが、個人を特定できる情報は一切送信しておりませんので、どうぞご安心下さい。
ご不安な方は、このチェックを切っておくことをおすすめいたします。古文翻訳装置の更新情報は、ホームページでもご案内を差し上げておりますので、
このチェックを切った際には、そちらにて最新情報をご確認ください。
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翻訳タブには、古文翻訳装置の翻訳結果に影響を与える設定が集められています。翻訳タブの中の設定を変更することで、多彩な翻訳が可能になります。
動詞音便処理
動詞の音便処理をする場合はチェックします。通常はチェックしたままにしておいて下さい。
形容詞音便処理
形容詞の音便処理をする場合はチェックします。通常はチェックしたままにしておいて下さい。
算用数字統一
数字の表記には「一二」「12」「十二」など、いろいろな種類がありますが。それらを統一します。古現翻訳にのみ有効です。
単位変換
「三寸ばかりなる人」を「9.09センチメートルぐらいである人」と変換するなど、古文の世界の単位を現代の単位に置き換えるかどうかの設定です。
この設定は、「算用数字統一」にチェックされているときに有効になります。また、古現翻訳にのみ有効です。
品詞分解
品詞分解をするかどうかの設定です。
単語毎に空白挿入
単語ごとに「私 は 思う」などと、スペースで区切って訳出します。
略形使用
品詞分解のとき、「名詞」の代わりに「名」を使うなどして表示を簡略化します。
カタカナひらがな変換
古現翻訳時には、「ユヱニワレアリ」など、カタカナで書かれた古文も変換できるようになります。
その逆に、現古翻訳時には、本来ひらがなで出力されるところがカタカナでの出力となります。
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以下に列挙する、それぞれの辞書を使うかどうかを設定できます。
通常は、すべての項目にチェックを入れておきます。
名詞辞書(一般)
名詞が納められています。
名詞辞書(人名等)
名詞のうち、人名に該当するものが納められています。
名詞辞書(地名等)
名詞のうち、地名に該当するものが納められています。
動詞
動詞が納められています。
補助動詞
補助動詞が納められています。この辞書以外に登録されている補助動詞も存在するため、
このチェックをオフにしても、補助動詞の訳出が行われることがあります。
同音異義語
同音異義語が納められています。動詞の同音異義語も名詞の同音異義語もこの辞書に登録されています。
形容詞
形容詞が納められています。
形容動詞
形容動詞が納められています。
副詞
副詞が納められています。
係助詞等
係助詞、格助詞、終助詞などが納められています。
その他
その他、上記の辞書には分類できないものが納められています。
ユーザー辞書
ユーザーのみなさまが各自登録された単語を訳出するか否かの設定です。
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誤訳する
誤訳します。通常時はチェックしないでください。
ハメを外す
ハメを外します。通常時は絶対にチェックしないでください。
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設定が終了したら、設定した内容を保存する必要があります。
設定した内容は、設定を保存することによって初めて有効となるのです。
設定を保存するには、画面右下にある、設定ボタンをクリックするだけでOKです。
このボタンを押すと、設定が保存され、設定画面は閉じられて、設定画面を開く前の画面へと戻ります。
設定画面の左横にある、取消ボタンを押しても、前の画面に戻ることができますが、
こちらのボタンを押した場合、設定は保存されません。間違えて設定をしてしまったときなどにご使用下さい。